オーボエは難しい楽器なのか?(リード編)

2020年07月05日 21:16
カテゴリ: オーボエリード

オーボエは、ギネスブックにも「1番難しい木管楽器」と認定されているらしいですが、楽器のことの他に、リードの難しさがあります。

楽器編からしばらく経ってしまいましたが、待望の(?)リード編です!

吹奏楽部などでオーボエを担当している方や、独学でオーボエを吹いている方など、どなたにもレッスンを受けていない方にオススメの記事です。

写真は、まだダブルになっていない削る前のリードです。

数十年前と比べても、今は本当にたくさんの完成リードが販売されていて、「自分が吹きやすいリードと出会える可能性」はとても増えました。そのおかげで、オーボエのハードルが下がったとも言えます。

リードの難しさの1つに、「リードとの相性の合う合わないが激しい」ということがあります。


リードの個体差もありますし…
○○先生と、○○先生と、○○先生のリードは私には重くて吹けませんでしたし、○○先生のリードは軽くて上手くいきませんでした。
下手したら、そこで終了です。
自分にはちょうど良いリードでも、他の人には吹きづらかったりします。そんなもんです。
「ちょうど良いリード」も自分の成長とともに、または体力の変化によっても変わります。

自分との相性もありますし、吹き方の違いもありますし、楽器との相性もあります。

「オーボエをやりたい!と思って、一度吹いてみたけれど音が出なかった。」という方は、そこで諦めてしまうのはもったいないです。

リードの難しさのもう一つの問題は、「リード自体が変化する」ことです。

リード自体が、ずっと同じ状態ではありません。
そのため、「自分が悪いのか?楽器に何かあったのか?リードが悪いのか?」の判断が難しくなります。

練習しないで、楽器やリードのせいにしていたら、いつまで経っても上達しませんが…「真面目に練習しているけれど、上手くいかない」という時には、他のリードを試してみることもオススメです。
もちろん、可能であればレッスンを受けてみるのも良いと思います。

リードは急に変化することもあります。
完成した新しいリード→吹き込んだ状態→古いリードと変わります。

吹きやすく変化することもありますし、突然吹きにくくなることもあります。

使っていて、まだ見た目は綺麗なリードだから大丈夫だと思っても、消耗品であるということを考えて、次のリードを準備していく必要があります。

良い音で吹きたい!上手くなりたい!と思った時には、どうしてもリードの本数も必要です。
お困りの際は、ぜひご相談ください。
がんばりましょう♪

Oboe 嶋田美佳

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