オーボエは、ギネスブックにも「1番難しい木管楽器」と認定されているらしいですが、楽器のことの他に、リードの難しさがあります。
楽器編からしばらく経ってしまいましたが、待望の(?)リード編です!
吹奏楽部などでオーボエを担当している方や、独学でオーボエを吹いている方など、どなたにもレッスンを受けていない方にオススメの記事です。
写真は、まだダブルになっていない削る前のリードです。
数十年前と比べても、今は本当にたくさんの完成リードが販売されていて、「自分が吹きやすいリードと出会える可能性」はとても増えました。そのおかげで、オーボエのハードルが下がったとも言えます。
リードの個体差もありますし…
○○先生と、○○先生と、○○先生のリードは私には重くて吹けませんでしたし、○○先生のリードは軽くて上手くいきませんでした。
下手したら、そこで終了です。
自分にはちょうど良いリードでも、他の人には吹きづらかったりします。そんなもんです。
「ちょうど良いリード」も自分の成長とともに、または体力の変化によっても変わります。
自分との相性もありますし、吹き方の違いもありますし、楽器との相性もあります。
「オーボエをやりたい!と思って、一度吹いてみたけれど音が出なかった。」という方は、そこで諦めてしまうのはもったいないです。
リードの難しさのもう一つの問題は、「リード自体が変化する」ことです。
リード自体が、ずっと同じ状態ではありません。
そのため、「自分が悪いのか?楽器に何かあったのか?リードが悪いのか?」の判断が難しくなります。
練習しないで、楽器やリードのせいにしていたら、いつまで経っても上達しませんが…「真面目に練習しているけれど、上手くいかない」という時には、他のリードを試してみることもオススメです。
もちろん、可能であればレッスンを受けてみるのも良いと思います。
リードは急に変化することもあります。
完成した新しいリード→吹き込んだ状態→古いリードと変わります。
吹きやすく変化することもありますし、突然吹きにくくなることもあります。
使っていて、まだ見た目は綺麗なリードだから大丈夫だと思っても、消耗品であるということを考えて、次のリードを準備していく必要があります。
良い音で吹きたい!上手くなりたい!と思った時には、どうしてもリードの本数も必要です。
お困りの際は、ぜひご相談ください。
がんばりましょう♪
Oboe 嶋田美佳